【視聴感想】『ワルプルギスの廻天』を観てきた
目次
『魔法少女まどか☆マギカ』新作映画、『ワルプルギスの廻天』を観てきたので、鑑賞後ほやほやの状態で感想をバーっと書きました。
普通にカプ厨なので百合CPの話してます。苦手な人は読まないでください。
あと、当たり前のようにネタバレは含みます。
本記事は8/29日に鑑賞し、その直後に書いたものです。
とにかく難しかった
見終わった瞬間に出た一言は「むず!」だった。 いや〜難しい。難しかった、『ワルプルギスの廻天』。
まず、話を理解するのが難しい。
『叛逆』よりもさらに台詞回しがオシャレになっており、雰囲気が出ていて好みではあった。ワードセンスも良いし。でも「AはBだ」とハッキリ言い切ってくれる場面がほぼないに等しく、理解するのに一歩遅れることが多かった。
例えば「かつて希望を運び、いつか呪いを振りまいた者たち」というワード。そりゃまどマギのコアなオタクだったら、このワードが出たら「おお、つまりこの子達は魔女になった魔法少女なんだな〜」って分かると思う。
でも私はコアではなくライト寄りで、『叛逆』だってたぶん4回くらいしか見ていないレベルだし、細かい全てのセリフを覚えているわけでもないので、先ほどのワードが伝えたい『このキャラたちはかつて魔女になったことがある魔法少女である』という部分を理解するのが少し遅れてしまった。
オタクならそれぐらい瞬時に理解しろよ、と怒られてしまうかも。すみません。でももっとわかりやすく言ってくれても良くない? このセリフはオシャレで好きなんだけどさ……まどマギだけを追い続けて13年生きてたわけじゃないから……忘れてんねん……
次に、映像を噛み砕くのが難しい。
シャフトが本気出してるので作画がすごく綺麗で、見応えがあった。劇場で見る価値はある。イヌカレー空間もさらに磨きがかかっていた。だけど、抽象的すぎて理解できない部分も多かった。歴史的に評価されている抽象画を見て「おお、なんかよくわかんないけど綺麗だな〜」って感じた時と同じ気持ち。まあ綺麗なのは間違いないし、私のような読解力に乏しい人間でもいくつか理解できた表現はあったので、ギリ耐えです。
後味の悪いグリム童話の絵本を読んだ時みたいなおぞましさを感じるアートの数々で、個人的には大変好みでした。
なんですかね、ゲルニカを見た時みたいな感覚ですかね。ゲルニカの全てを理解することは出来ないけれども、この絵がおぞましいものを描いていることは分かるし、見ると恐怖を覚える。そんな感じです。
最後に、評価が難しい。『ワルプルギスの廻天』をどう評価すべきか。
面白いか面白くないかで言えば面白かった。でも物語としてスッキリまとまっていないし、続編が出るかどうか、そしてその続編がどうオチをつけるかで、本作の評価も変わる気がする。
続編が出ないままぽしゃったら間違いなく評価は下げざるを得ない。だって何も解決してないし、『叛逆』以上にオチもついてないし、モヤモヤしたから。
でも続編が出て、今度こそしっかり『まどか☆マギカ』の物語に区切りがついたなら、『シンエヴァ』が出た後の『エヴァQ』のように、本作のことも正しく評価し直せると思う。
うーん。とりあえず、面白かったという自分の感想は大事にしたいので……どちらかと言えば高評価寄りにしておこうかな……
さやかちゃんがアツい
あと特筆したいのは、思ったよりさやかちゃんが好きだったことに気づけたことですかね。
まどマギ本編を初見した時はまだ中学生だったので、本編のさやかちゃんに逆に感情移入できず、なんでワガママ放題な子なんだ、まどかに八つ当たりばっかりして! と怒っていた記憶があります。
年を重ねるごとに「いやこの年齢の女の子なら仕方なくね」、「むしろさやかちゃんは被害者じゃね」、「ていうかさやかちゃんめちゃくちゃ頑張ってね?」と、私の中で評価が上がっていったキャラクターです。
で、つい最近『叛逆』を見返した時もさやかちゃんにメロついていたのですが、廻天のさやかちゃんも良かったっすねーー!!
我、魔女化した経験のある魔法少女が強キャラ扱いされているのが大好き侍と申す。
今作のさやかちゃんは記憶が封印されているのもあり包帯ぐるぐる巻き状態でしたが、そんな中でも猜疑心を忘れず、マミさんや杏子では気づけなかった世界への違和感に気づき、ほむほむへ接触。ほむほむへの敵対心も忘れずにいながら、現状打破のために協力するというクレバーさ。
でも、魔女化の記憶を取り戻したらメンタルがぐらついてすぐに閉じこもっちゃう、心の弱いところ。そんなところが等身大の少女でたまんねえぜ! 最終的には立ち上がって、叱咤激励してくれるのがさやかちゃんのカッコいいところよな(ほろり)。
というかマジでほむさやがアツい。ほむさやがアツいなどという世迷言をほざいているのは世界中で私だけだと思っていたし、ほむさやに可能性を見出してるのも私だけだと思ってたけど、今作はガチでアツかった。
『叛逆』以上のほむさやは出ないと思ってた。いやービックリした。まさか2人が一時的とはいえ共同戦線を張るとは。しかもラスト、ほむほむを叱咤激励して立ち上がらせるのがさやかちゃんというね。まどかの友人として最も近い立場の2人だからこそ、分かり合えるものがあるのかもしれない。
ほむほむが「さやか」って呼んだ瞬間感動しちゃったよ。美樹さんだの美樹さやかだの、距離感のある呼び方しかしてなかったし、実際ほむほむからしてもさやかちゃんって仲良くない上に馬も合わないから親しい呼び方する必要もないのよ。
その上での、さやか呼びが沁みるんすわ〜〜ようやく距離が縮まったというか〜〜お互いを理解し合えたというか〜〜ねぇ〜〜絶対お互いに「こいつ嫌いだな」って感情は消えてないけど〜〜それでも間違いなく情は芽生えてるわけでさ〜〜私はその感情が尊いと思うわけなんですわ(ろくろを回すポーズ)。
あ、ほむさや派です。百合であろうと左右が存在するということは、もちろんみなさんご存知のことと思いますが……
(なんかXで私が思ってた方向とは全然違うほむさやが流行ったようで、困惑……その方向は、解釈違い!😭)
ここまで熱弁しといてなんですが私の最推しは杏子です。杏子はずっと可愛いですね。健やかでいてくれ。
メインキャラの見せ場について
話してて気づきましたが、『ワルプルギスの廻天』で明確に不満を抱いた点があったことを思い出しました。新キャラに比較的焦点が当たっていたので、メインキャラがサブに回りがちだったのが気になったかな。
特にマミさんはなぎさちゃんの保護者枠に収まっていて、マミさん個人としてのカッコいい見せ場はほぼなかったように感じる。ティロフィナーレはあったけど、他は印象にないな。『叛逆』のマミさんレベルのインパクトは無い。
杏子は丁香ちゃんとの絡みが良かったのでOK。なぎさちゃんもセルマちゃんと絡みがあったね。さやかちゃんは前述した通りしっかり活躍シーンあり。ほむほむも言わずもがな。まどかは……活躍は……してないけどインパクトはある……うーん……やっぱマミさんだけパッとしなかったかも……
新キャラの感想(簡易)
ワルプルギスの夜こと先輩ちゃんことワス。坂本真綾の声が沁みる。かなり好感度高い。ワルプルギスの夜誕生のエピソードの掘り下げがあり、満足。
丁香ちゃん。かわいい。シンプルビジュが好きです。杏子との絡みが好みだったのでOK。
セルマちゃん。個人的には苦手だった。インキュベーターに好意的な魔法少女という今までに無いアプローチのキャラクター性は面白かった。でも、ちょっと大暴れしすぎかなぁ。その枠は先輩ちゃんオンリーでも良かったんじゃないかな……途中までセルマちゃんがラスボスなのかと思ってガチで焦ったぞ。黒沢ともよボイスは神。
まとめ
というわけで、鑑賞後にざーっと感想を書きました。作画良し、音楽良し、話も個人的には面白かったので見に行って良いと思います。
ただ今作でスッキリ完結しないし、上下巻組の小説の上巻だけ渡されてお預けされている状態のようなモヤモヤを抱えることになるので、そこだけは注意すべし。
せめて5年以内には続編出してくれ〜また13年とか言われたら泣くぞ。
『ガンダムSEED』も『エヴァ』も丸く収まったので、まどマギだけさらに風呂敷を広げる方向に行くとは思わなかった。マジ、完結だけは頼みますよ……
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