
【クリア感想】逆転裁判4
目次
はじめに
逆転裁判456王泥喜セレクションを購入し、まずは逆転裁判4をクリアしたので、簡単な感想をしたためました。
本記事は当然ながら逆転裁判4本編のネタバレを含みます。ご注意ください。
未プレイの人はさすがにこの記事を読んでいないと思いますが、念のため。
シリーズプレイ歴
- 123→クリア
- 大逆転12→クリア
- 56→まだ
- 逆転検事12→まだ
- レイ逆→プレイするか未定
番外編
- ゴーストトリック→大昔に母がプレイしていたのを横で見ていた。ほぼ覚えていない。自分でやり直すかも
なんだかんだ、普通に楽しめた。が……
逆転裁判4。前評判がかなり悪かったので身構えていたけど、なんやかんや楽しめたと思う。
なんやかんや楽しめたけど、クリアした後に作品の全体を振り返ってみると、「結局アレってなんだったんだ」「ここってムジュンしてね?」みたいなのがぽんぽん出てくる。そんな感じです。
賛否どちらですか? と聞かれると難しい。中立じゃダメですかね。
プレイしてて楽しかったから賛にしたい気もするけど、123とかと比べちゃうと、評価が難しい。
シナリオが全体的に「このトリックを組み込みたい!」が先に出過ぎていて、「なぜこのキャラクターはこの行動を取ったのか?」の理由づけの部分が上手く描けていなかったように感じたなぁ……
トリック優先で描かれているシナリオなので、謎を解いている時は文句なしで楽しかった。
みぬきシステムが新鮮で良かった
真宵ちゃんがいないし、はみちゃんもいないから、サイコロックも千尋さんもいない……今作のオカルト要素はどうなるんだ!? とドキドキしていた。こんな感じで来るんですね。
目の動きだったり、指の動きだったり、人によってクセが違っていて、そのクセによってキャラクター性に深みが増していて良かったです。
オドロキくんがなぜこの不思議パワーを持つ腕輪を持っていたのか、気になって仕方がありませんでしたが、その辺りも終盤でしっかりと回収されて一安心。
某記者の脇汗だけはガチで悲鳴を上げました。気づきたくなかった。こんなもんを謎解きにするな!
みぬきちゃんが可愛い

みぬきちゃんが可愛い。
123のヒロイン兼相棒枠である真宵ちゃんが完璧すぎたので、新しくキャラを作るのが難しそうだなぁと危惧していたのですが、杞憂でしたね。
真宵ちゃんに負けず劣らず、一目見ただけで忘れられない個性的なビジュアル。
ぼうしクンのパフォーマンスのモーションが好きです。
腹話術なので、ぼうしクンが喋るときは当然みぬきちゃんの口はきゅっと結ばれたままなのですが、よく見ると後ろで手をカタカタと動かしてるんですよね。腹話術をしながら、器用にぼうしクンを動かして喋らせている。
さすが、一流のエンターテイナー。
科学捜査、たのし〜

茜ちゃんの登場が嬉しくて思わず撮ったスクショ
茜ちゃんが出てきただけでも嬉しいのに、科学捜査もあって嬉しかった。DSのタッチペン操作ありきだと思うので、移植に苦労したのが窺える。
多分元々はマイクに息を吹きかけてたんだろうな、ってところを、ボタンひとつで簡単に吹き飛ばせてちょっと面白い。
茜ちゃんが常にかりんとうボリボリする娘に成長していたのは、ちょっとショックだったかも……真面目に仕事しているのかしていないのか、やる気があるのかないのかよくわからないキャラ付けだ。可愛いけどさ!
不憫な牙琉が好き

牙琉が好きです。もちろん、響也の方です。弟の方です。
本当に顔が好き。顔から入る最悪なファンですみませんが、やっぱり顔が好き。
でも、チャラチャラしてる印象があって、最初は好きになれるか不安でした。
だけど、気づいてしまったんです。牙琉検事って、「検事」なんですよ。
……いや、当たり前だろ? と思ったそこのあなた。待って欲しい。この事実は、当たり前すぎて、逆に頭からすっぽ抜けていた、衝撃的な真実だったワケです。灯台下暗し。
この顔がどタイプすぎる一見チャラチャラした男(実際チャラいが)は、検事。この若さで超エリート。つまり……インテリ属性。
私は生来よりインテリ男に目がなく、スイーツよりも「頭脳派」という言葉に心が躍るオタクでした。詳しくは知りませんが、おそらく万葉集にも「インテリ属性の男こそ至高」と詠まれた詩が載っていることでしょう。
この「チャラチャラしたバンドマンの男」という属性は、「若くして検事になったエリート」という属性の前ではマイナスになることがなく、むしろ「ギャップ萌え」というプラス要素に大化けするんです。
金髪で髪型がドリルだろうが、服装がジャラジャラしていようが、法廷でちょっと長めのエアギター(なぜか音が鳴る)をしていようが、全部許されます。なぜなら彼はインテリ男だからです。
また、牙琉検事の法廷での事件との向き合い方が常に真摯だったのも良かった。
真実ジャンキーなどと揶揄されていますが、とにかく彼は「真実」を追い求めることに真っ直ぐで、そのためなら本来敵であるはずの弁護士とも協力する、逆転裁判においては珍しいキャラクター造形でした。
逆転裁判という作品において、検事とは敵キャラであり、倒すべき相手です(基本的には)。RPGで例えるならボスキャラ。
ですが牙琉検事は前述したように頻繁にこちらに助け船を出してくれるため、敵というよりもほぼ別サイドにいるだけの味方でした。頼もしさしかない。
こいつ絶対犯人だろ! という証人がのらりくらり逃げ切ろうとしても、牙琉検事だけは絶対に逃さないでくれるという信頼感がある。
もちろん、オドロキくんの詰め方が甘ければ容赦なく反論されます。なぜなら彼は真実に対してどこまでも真摯であるからです。そこが……好きだ……
そんなどこまでも正義の人である牙琉検事ですが、今作で最も不憫なキャラクターでした。
まず、兄が殺人犯。
初手から重すぎる……
そもそもこの兄は弁護士でありながら証拠の捏造をし、弟も(ナルホドを貶めるために)利用し、挙句の果てに殺人にまで手を染めている。
終わりだよ。
響也のセリフの節々から、兄である霧人を尊敬していたことが感じられるので、余計に悲しい。
もはや、髪型を兄そっくりにしているのも、兄をリスペクトしてのことなのかもしれない。そう考えたら辛くなってきた。
こんな悲惨なことがあるか?
そして次に、気合いを入れたライブでお気に入りのギターが炎上。燃焼。Bonfire。一瞬で燃えカスに。
からの、殺人事件発生。しかも、犯人はバンドメンバー兼仕事仲間。
終わりだよ……
その上、牙琉検事自身に悪い点は何もないにも関わらず、ライブで使用したオリジナル曲がトリックに関わってきたせいで、三流記者たちからは新聞に悪いことばかり書かれる。
おいたわしや、牙琉検事……
章ごと簡易感想
逆転の切り札
な、な、ナルホドくん!!!??!?! あんたどうしちまったんだよ!!!
という衝撃から始まるプロローグ。
新主人公のオドロキくんに馴染もうとする前に、ナルホドくんのあまりの変わりように驚愕。しかも弁護士じゃなくなってるし……!?
ナルホドくんが変わりすぎているという点が、逆転裁判4の評価が割れている一番の要因な気がするね。
私は受け入れられたけど、エリート弁護士のまま成長していて欲しかった、という気持ちもある。
イケメン弁護士(霧人)のことをかっこいい〜好きかも〜と思っていたら、犯人だった。
まあね……分かってたよ……だって胡散臭かったし……うん……別にショックとかじゃないし……
その後の回で、イケメン検事(響也)が登場して、こちらに全力でメロつくようになるのであった(完)。
逆転連鎖の街角
面白かった。謎のクオリティが一番高いのはこの章なんじゃないかな?
「なみなみなみ」や「きたきたきた」など、面白ネーミングが光る。
被害者が屋台を引いたまま死んでいるという、とんでもない事件。何がどうなったら屋台を引いたまま死ぬんだよ……と震えながらプレイしました。
車がパンクしてるとはいえ代わりに屋台を使うのはとち狂ったとしか言えないだろ、とは思ったけど、自分が人を殺してしまったと思い込んでいる状況で、冷静になれるわけないし仕方ないのかも。
屋台を使えばついでにムギツラさんに罪を押し付けられるかもしれないしね。
一番印象に残ったのはパンツの人こと、河津くんです。
パンツ泥棒の印象が強すぎるけど、彼はパンツが欲しかったわけではなく、パンツの中の小宇宙の謎を解き明かしたかっただけなので、厳密にはパンツ泥棒じゃないんですよね。小宇宙泥棒。
どっちにしろ変態かも。
綺麗に三つの事件が一つの事件に繋がっていて、面白いシナリオでした。
逆転のセレナード
プレイ中は謎解きが楽しくて気にならなかったけど、後から冷静に考えるとガバガバポイントが多すぎる回。ライブ感全振りということなのだろう。まあ、実質牙琉検事の回だしね。
ダイアンを一目見た時から「コイツが犯人だろ」と思っていたのだが、その予想が裏切られることはなくそのまま犯人だった。動機はあんまりしっくりきていない。
ミキサーの音量をパートごとにいじるミニゲームが好きでした。
しかし、牙琉検事がとことん可哀想な回だな……
ラミロアさん、失明していることを他人に悟らせないように振る舞ってきたということだけど、相当難易度高くない? それ……
逆転を継ぐ者
7年前の過去と現在を行き来する探索パートが楽しかった。逆転裁判でこういう謎解きが出来るとは思ってなかった。素直に嬉しい。

すき
牙琉(7年前)の立ち絵、本当にありがとうございます、カプコン様。
しかし、或真敷一座全員の株を落とすシナリオだったのはいかがなものか……テンサイもザックもバランもみんな違ってみんなダメ!
動機が人間くささに溢れていて分かりやすいバランはまだ好き。
テンサイは娘が生きているって分かってた……よね? さすがに。その上で娘を事故で死んだ扱いにして弟子二人を恐喝してたのは擁護できないなぁ。
ザックはもう分からん。この人のこと何も分かんないよ。何がしたかったんだ……実は、ザックが本当にテンサイを殺していた、という方がまだ納得できる。娘想いなのが真実ということしかわからない。
あと、探索パート時点では大物感が漂っていた霧人があっさり小物になってしまって悲しかったな。『逆転の切り札』の時は、格を落とさないまま退場したので、すごく魅力的に映ったのだが……
独房を完全なる自分の城に模様替えするその図々しさが好きだった。
でも、自分にとって致命的になる手紙を丸見えな位置に置きっぱなしにするポンコツな一面もある。気軽に超重要アイテムであるマニキュアを渡すんじゃないよ!
霧人、惜しいキャラクターだ。小物ボスとして一作品で使い捨てするにはもったいない、もっと掘り下げようと思えば掘り下げられる気がする。少なくとも、ナルホドくんと友人として(振る舞って)過ごした7年があるわけだし。
この依頼人の裁判で勝ったらとんでもない名声が手に入る! 絶対勝つぞ! まではわかるんだけど、そこで捏造に手を出すのがしょーもない。しかも兄弟対決のはずだったのに。まだ検事なりたてホヤホヤ青二才ボーイだった頃の響也が可哀想すぎる。
ラミロアさん目が見えないのに、タッチパネルで有罪/無罪を選ばせて大丈夫なの? ってちょっと思った。
もう目の手術を受けた後で、治ってるってことなのかな。オドロキくんとみぬきちゃんのことを「あんなに大きくなって……」みたいに言ってたし、やっぱもう目は見えてるっぽいかも?
最後の最後で有罪/無罪の判断をユーザーに委ねるの、謎解き裁判ゲームとしては珍しい試みで面白いですね。
えー、最後に。
ハミガキ氏はマジでなんなの???????
きついミントの香りがするとしきりに表現されてましたが、ミントの香り以上に! 気になる部分が! 多すぎる!
ハミガキ氏はなぜザックと友人になれたんだよ。
いや、逆だな。なんでザックはハミガキ氏を友人として受け入れられたんだ……?
さいごに
謎解きゲームがやりたいなら、やはり安心と信頼の逆転裁判。長く愛される名作シリーズですから、面白さが担保されていて、手を出しやすくて助かる。
逆転裁判5もいずれプレイします。
ところで、5には新しい検事の方が登場するようで、こちらのキャラも気になるところですが……牙琉検事もちょい役でいいから出番があったら嬉しいなあ。
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